大乗寺「お七寺」

ケーブルカーの府中駅から西へ500M、本当は大乗寺といわれるこのお寺、

建立は平安時代にさかのぼり、1000年以上がある古刹ですが、地元では

ここを「お七寺」と呼んでいます。

そう、あの井原西鶴の悲恋物語好色5人女のモデルとなった「八百屋のお七」

です
お七は江戸本郷の八百屋の養女、ある日家が火事となり避難先のお寺の

小姓
吉三郎と恋仲となりました。

 しかし、そこは当時の事、簡単に会うこともままなりません吉三郎に会い

たい一心で
お七は自宅に放火します。

ところが、その火は江戸中に広がり、後に振袖火事と呼ばれた大火となります。

自ら櫓に登り、半鐘を鳴らす姿はあまりにも有名ですね。

お七は火付の罪で火刑にされます。 

享年若干16歳。

お七の死後、吉三郎はその菩提を弔うため全国の景勝地、名刹をまわります。

その足跡は数多く、あの長野善光寺にも「ぬれ仏」と呼ばれるお七ゆかりの

大仏地蔵があります。

 

ある日、天橋立を訪れた吉三郎、成相寺に参った際この大乗寺の事を聞きつ

けます。荒れていた本堂の再建など驚くほどのの喜捨を行い、江戸に戻って

いったそうですがその時自身の像を彫り、この寺に収めたといいます。

その行動のすべてがお七の為、…吉三郎の熱愛のほどがうかがわれます。

是非ここを訪ねて吉三郎の心にふれてみてください。